Sunday, March 25, 2007

2月17日開催された、中東カフェ@銀座、在日ムスリムの会の報告をさせていただきます。またも、報告が遅れて、すみませんでした。
  
最初に、小雨が降り、お足元が悪い中、冬の寒い夜に、ご参加してくださった皆さんに御礼申し上げます。今回はほかのムスリムや在日外国籍の参加者も多く、イラク、シリア、パレスチナやモロッコ、台湾などからの方々もご出席してくさいました。皆さんに改めて御礼申し上げます。

大野さんの司会に、喫茶店の雰囲気も手伝ってか、「講演者」対「聴衆」という会ではなかったように思います。
  
トークは、「在日ムスリムのイメージは?」という参加しにむけた大野さんの質問から始まりました。そして、新婚のナズムルさんへの「なぜ日本人ではなく、バングラディシュの女性と結婚したのか」などと、大野さんのきりのいい質問に、講演者が答えるというスタイルで会が続きました。
  
「クルアンでは、お酒を飲んではいけないとされる。あなたが飲まないのか」という質問にも、三者から三通りの答えがありました。「まったく飲まない」、「仕事で必要なら飲む」と「飲むなといわれると、反発的に飲みたくる」という答えからもわかるように、いかに一人一人のムスリムがそれぞれに違う生き方をしているのか見えてきたような気がします。

改めて、こうした会の継続の必要性を理解しました。ご協力してくださった皆さん、今後ご協力をご検討してくださる皆さんにお礼を申し上げます。

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 大変、大変、遅くなりました。  m(_ _)m  広島の中東カフェの様子を報告いたします 。 2 月 10日、広島・中東ネットワークの皆さんと共催で、カトリック幟町教会で開催しました。      共催というよりも、正直、広島の皆さんが主催でした!チラシの配布や当日の会場設定だけではなく、北アフリカの料理やトルコ・コーヒなど、盛りたくさんのことをご用意していただきました。ありがとうございました。皆さんのおかげで、中東の「衣」「食」のことがおいしく、そして、楽しく深まったことに違いないでしょう。

 (パレスチナの女性を支援するため、現地のものが販売されていました。)




(クスクスはおいしい?そうー。豆がいっぱいなのー。)


同じように、中東をもう一歩近づけてくださったのは、音楽演奏家ヤスミーン植月さんでした。


カーヌーンのすばらしい演奏と音楽に関するお話に感動した人も少なくないはず。ご体調が優れない中、ご足労をいただきまして、本当にありがとうございます。














そして、トークの部門では、酒井さんが現在のイラク人の日常と国際環境の違いについて話しました。
山本さんは、口伝えで広まる詩がどのようにパレスチナ人の心を表すのかを示してくれました。日本語翻訳で、アラブの若者が好む音楽や詩が紹介されました。
 トークの後、参加者の皆さんは食事をしながら、講師を囲み質問詰め(!)にしていました。

多くの方々の参加に、改めて御礼申し上げます。

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Saturday, March 03, 2007

第二回中東カフェ(1月14日)の報告です!


報告が遅くなりましたが、第二回中東カフェが1月14日、渋谷のアップリンクで開催されました。講師に、日本総合研究所会長の寺島実郎さんを招き、「イラン-日本-アメリカ 中東外交・日本の選択」と題してインタビューとトークで2時間を楽しみましたが、さすが、寺島さんの大人気! 予定の50人を大幅に超えた申し込みがあり、締め切り前に満員御礼となりました。申し込みできなかった方には、たいへん申し訳ありませんでした。



ークの前半は、東大出版会の佐藤一絵さんによる寺島さんへのインタビュー。寺島さんは、三井物産勤務当時、70年代に三井物産の一大事業として実施されていたイラン・三井石化プロジェクトがイラン革命に巻き込まれた問題にどっぷり関わり、その時の中東情勢認識が今の寺島さんの国際政治の見かたの出発点となっている、というお話を、たっぷり一時間余り、お話いただきました。特に、危機における情報力の重要さを繰り返し強調されたことは、今にもつながる大事な指摘でした。


半は、ハタミ政権時代のイランに赴任しておられた若手イラン研究者の貫井万里さんを交えたトーク。お話は今のイランの核開発問題から、東アジア情勢、異文化共存にも及び、大きなテーマを縦横無尽に語っていただきました。アップリンクという自由な雰囲気の会場のムードもあって、質問も続出。特に中東関係のビジネスをされていた方々からの質問も相次ぎ、2時間ではとても議論しきれない、たくさんの問題が提起されたと思います。
「カフェ」女将としては、「経済人こそが平和を語れる」という寺島さんの言葉が印象に残りました。現場で中東と付き合ってきた人たちの言葉は、重いですよね!
(文責 酒井)


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